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2006年11月 アーカイブ

2006年11月30日

手掌多汗症って、病気なの?

手掌多汗症とは掌の汗が非常に多い状態です。汗の量は個人差が有ますが、この汗の量が個人の悩みの種になるほど増えたものを多汗症といいます。多汗症では、特に一日何ml以上、と決まったものではありません。掌の汗は、普通は激しい運動をしたとか、熱いとか、緊張するとか、自律神経の働きで出ます。手掌多汗症も自律神経の影響で起こっていると考えられています。

手掌多汗症ではどのくらいの汗から治療が必要でしょうか

手掌多汗症では、汗の感じ方は人様ざまなので、どのくらいから病気かという基準もはっきりとはしません。本人がこれではこまると自覚した時点で“病気”となります。手掌多汗症では、かなり汗が出ても、本人が問題としなければ治療の対象とはなりません。手掌多汗症はただ汗が多いだけですが、なぜ“病気”と言うかというと、手掌多汗症の治療に交感神経遮断術という手術がありますが、この交感神経遮断術は、手掌多汗症が法律上病気として扱われることで、保険適応となるからです。

手掌多汗症で使うボトックスってなに?

手掌多汗症に用いるボトックスは2002年4月、アメリカの食品医薬品局(通称FDA。日本の厚生労働省にあたる)で、しわ治療にボトックスが正式に認可されたものを手掌多汗症に応用したものです。ボトックは現在、しわ治療においてもっとも注目されて劇的な効果があります。

手掌多汗症に用いるこのボトックスはどんなもの?

手掌多汗症に用いるこのボトックスはボツリヌス菌由来の神経毒素複合体のうちから、A型という血清型毒素だけを精製して取り出した製剤を使った注射による治療法です。ボトックスは、しわ撮りの場合神経毒素により、筋肉の動きを止める治療です。筋肉を動かすのは、神経・筋接合部から放出される神経伝達物質アセチルコリンの作用によるものです。 ボトックスは、このアセチルコリンの放出を止めるため、筋肉が動きにくい状態をつくりだします。手掌多汗症も交感神経への効果をねらって行います。

手掌多汗症のボトックス治療はいつまでもつの?

手掌多汗症のボトックス治療は、ボトックス注入後、4ヶ月以上たつと、神経から新しい神経の側副枝が伸びるあらたにアセチルコリンの放出が始まります。 このため手掌多汗症の治療の場合、ボトックスは、基本的に3ヶ月から半年に1度程度、注入を続けることが必要となります。

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